水資源・環境研究 第19巻(2006)


巻頭言

水資源環境科学の信頼性保証  國松孝男

寄稿
人々の生活をつなぐ北上川  平山健一
  T.北上川の概要
  U.一関遊水地事業
  V.松尾鉱山による水質汚染
  W.市民活動のはじまり
    1.リバーマスタースクール 2.舟運可能性調査
  X.最近の動き
  Y.まとめ

論説
複数の基準と指標を用いた一級水系流域委員会の実態評価  蔵治光一郎・大野智彦・五名美江
  T.はじめに
  U.方法
    1.流域委員会の定義 2.基準の設定 3.調査の対象
  V.結果
    1.委員選考過程の透明性 2.委員の構成の妥当性 3.委員会の事務局 4.委員会の運営 5.審議内容の公開・公表性
  W.考察
    1.地方ごとの評価 2.ダム建設問題との関連 3.水害と流域委員会
  X.まとめと今後の課題

物質フローを組み込んだ地域産業連関表の作成と分析 ―滋賀県を事例として  吉田徹・林周・仁連孝昭
  T.はじめに
  U.マテリアル・フロー・データベースの構造
  V.物量表示産業連関表の作成
    1.域内生産量の推計 2.生産量と生産額の算定 3.部門別地域内生産量の推計 
    4.域外依存率の高い生産物に対する措置 5.生産量の内生部門と最終需要分への配分 6.物量バランス調整
    7.屑・副産物の発生・投入の取扱い 8.廃棄物データベースの作成 9.水質汚濁負荷データベースの作成[Pi
    10.CO2データベースの作成[Gi] 11中間処理部門データベースの作成[Tkj]
  W.作成結果及び考察
  X.今後の課題

研究ノート
公共財からみた環境法  竹下賢
  はじめに
  T.公法と私法を超えて
    1.公法と私法 2.社会法の位置
  U.公共財と市場経済
    1.公共財の経済学的定義 2.社会国家の公共財
  V.公共財と国家目的
    1.公共財と国家 2.国家目的のもとでの公共財
  W.環境国家への移行と公共財
    1.環境国家の国家目的 2.環境国家の公共財
  むすび

住民参加による水辺再生事業の成果と課題 ―東京都世田谷区・北沢川を事例として  坪井塑太郎
  T.はじめに
  U.北沢川の「水辺」復活の背景
  V.区・住民の参加の仕組みづくりと構造
  W.意見の相反と解決方法
    1.原寸確認ツアー―イメージデザイン 2.実験区―原寸デザイン
  X北沢川緑道完成後の住民参加
  Y.結論と課題

国内におけるダム撤去データベースの作成  溝口隼平・蔵治光一郎
  T.はじめに
  U.方法
    1.ダムの定義と調査方法 2.調査項目の設定と分類
  V.結果と考察
    1.基礎項目 2.調査項目の分類 3.撤去理由
  W.おわりに

大阪府の安全でおいしい水への取組  服部和夫
  T.はじめに
  U.府営水道の現況
  V.高度浄水施設導入の背景
    1.淀川の水質変化 2.かび臭問題 3.THM問題 4.安全でより良質な水へのニーズ
  W.府営水道による高度浄水施設の実用化実験
  X.府営水道の現在の水道水
  Y.備蓄水の製造と販売
  Z.環境にやさしい水づくり
  [.おわりに

水と環境 最前線
プロジェクトWETにおける水環境の教育プログラムについて  宮尾博一
  T.はじめに
  U.プロジェクトWETのアクティビティ
    1.驚異の旅(The Incredible Journey) 2.塵もつもれば(Sum of the Parts)
  V.普及の仕組み
  W.アメリカのプロジェクトWET
  X.日本におけるプロジェクトWET
  Y.今後の展開

地域通信
<北海道・東北地方>公開講座「岩木川〜みず・ひと・しぜん」の系譜と果たした意義  上村康之
<関東・甲信越地方>里川としての桜川の可能性  岩永幸呼
<北陸・東海地方> まちの記憶、水のトポロジー  井口貢
<近畿地方> 京都市立小学校での雨水貯留タンク調査報告  上田正幸
<中国・四国地方> 細見谷渓畔林は守れるか ―緑資源幹線林道(大規模林道)二軒小屋・吉和西区間着工  淺野敏久
<九州・沖縄地方> 際と水の風景考 ―沖縄の風景から  中瀬古銅羅

海外事情
サンタモニカ湾浄化運動  Haan-Fawn Chau
バイオナ湿地 ―教育・再生活動における有効な協力関係と協働  Kelly Rose

書評
宇野木早苗著『河川事業は海をどう変えたか』  伊藤達也
サンドラ・ポステル著『生命の川』  佐々木和之


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