水資源・環境研究 第20巻(2007)


巻頭言

20巻に寄せて  板橋郁夫

第1部 水環境と社会
水環境破壊の記憶と記録―地域自立促進法に向けて  末石冨太郎
  T.はじめに
  U.水環境破壊の実相とその責任者
  V.環境科学で窮状が打開できるか
  W.水行政一元化・分権化への期待と失望
  X.地域自立促進の市民立法
  Y.おわりに

水環境保全とNPO―ローカル・ガバナンス形成の可能性と課題  野田浩資
  はじめに
  T.問題の前提
  U.事例の紹介
  V.考察―環境ガバナンスの創出は可能か?
  おわりに―今後の研究課題

棚田保全体制の現状と課題―島根県吉賀町大井谷地区の事例  保田祐子
  T.はじめに
  U.実態調査
  V.調査結果と考察
  W.棚田保全システムの概念モデル
  おわりに

多主体が連携した自然保護活動におけるコーディネーターの役割に関する研究―高島市うおじまプロジェクトを事例として  新玉拓也
  T.はじめに
  U.本事例の特徴
  V.役割仮説
  W.高島市うおじまプロジェクトの成立過程
  X.新たに広がったネットワーク
  Y.考察

第2部 水政策と河川管理
持続可能な水資源環境管理とウォーター・セキュリティ  仲上健一/Khin Myat Nwe
  T.持続可能な都市環境管理
  U.統合的水管理とウォーター・セキュリティ
  V.水資源環境のサステイナビリティとウォーター・セキュリティ
  おわりに

都市における水辺の環境と防災機能を考慮した居住者評価に関する研究―東京都江戸川区における親水公園を事例として  坪井塑太郎
  T.はじめに
  U.都市における水辺の定義
  V.研究対象地域
  W.環境機能評価の分析と考察
  X.防災機能評価の分析と考察
  Y.結論と課題

市民が見た遠州海岸の海岸浸食  田渕直樹
  T.社会問題となった海岸浸食
  U.海岸浸食の現状
  V.市民の活動
  W.啓発された書物・論文
  X.おわりに

第3部 森林と流域管理
フランス林政における『水と森林』の史的展開序説  古井戸宏通
  T.はじめに
  U.研究の視角
  V.近代以前の林野利用
  W.治山治水問題の顕在化と「山地復旧」事業
  X.まとめと考察

水源林管理における意思決定のあり方の国際比較―選好の多様性・因果関係の不確実性を基準としたモデルによる分析  高橋卓也
  T.はじめに
  U.既存の研究と分析の題材・方法
  V.3つの事例の紹介
  W.分析
  X.結び

第4部 水の価値と制度
水郷景観の保全と文化的景観法制  安本典夫
  はじめに
  T.「文化的景観」とは何か
  U.文化的景観法制の構造
  V.近江八幡の水郷景観とその保全の課題
  W.文化的景観の保全施策のあり方と法制
  X.水の文化的景観の保全法制の再編と条例の役割―まとめにかえて

地主水における水利権売買の要因に関する研究―香川県木田郡三木町下高岡を事例に  杉浦未希子
  T.はじめに
  U.調査対象地
  V.地主水の態様―先行研究にみる地主水の属人性
  W.地主水を成り立たせた要因
  X.まとめと今後の課題

カリフォルニア渇水銀行の一考察―水配分における政府の役割  遠藤崇浩
  T.問題提起
  U.水銀行の理論的枠組み
  V.カリフォルニア渇水銀行と政府の役割
  W.結論

第5部 水の需要と経営
蛇口の水から水道事業の課題を考える  武藤仁
  はじめに
  T.市民の水道に対する意識と蛇口の水
  U.水道事業体の対応
  V.「水道離れ」の構図と動向
  W.「水道離れ」の構図と水道事業の課題

人口減少時代の水道事業と水資源政策―名古屋市のダム事業参加継続と他都市における見直しを対比して  富樫幸一
  T.人口減少・大都市再集中と都市用水の需要減少
  U.木曽川水系フルプランと名古屋市の水道事業
  V.全国の大都市における水道需要予測の転換
  W.水道需要減少とソフトソリューションへの転換

大都市圏の衛星都市における水道事業の展開―大阪府茨木市の場合  矢嶋巌
  T.はじめに
  U.第二次世界大戦直後の水道事業の拡張
  V.高度経済成長期における水需要の増大への対応
  W.経済低成長期から1980年代後半にかけての水需要の漸増
  X.1990年代以降の水需要の停滞・漸減
  Y.まとめ


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