「居心地のよい水場」を支える規範意識

公開日2022年05月29日

野田岳仁(法政大学)  フィールドワーカーにとって、調査の現場はいつも常識や自分の考えをひっくり返す驚きや感動を与えてくれる場所である。近頃は執筆中の書籍のテーマである「居心地のよい水場とはどのようなものなのか」を考えな […]

相模川から制水権を考える

公開日2022年04月09日

飯岡宏之(SUW研究所代表)  水資源・環境学会 冬季研究会は『水の安全保障を考える−制水権という概念をめぐって−』というものであった。折からのロシアによる無法なウクライナへの侵略もあって、お二人の報告はタイムリーなもの […]

阪神大水害の地を訪ねて

公開日2022年01月22日

梶原健嗣(愛国学園大学)  年末に神戸を訪ねた。目的は、執筆中の『都市化と水害の戦後史』(仮称)の1節、阪神大水害の調査である。阪神大水害というのは、1938(昭和13)年7月、神戸市を襲った水害で、兵庫県での死者・行方 […]

下水道の終末処理場をめぐる省庁間のバトル

公開日2021年11月27日

平山奈央子(滋賀県立大学)  おうち時間が長いコロナ禍、ゆっくりお茶を飲みながら『日本下水道史』なるものを読み進めています。そばで見ている夫は、マニアックな趣味だと思っているかもしれません(笑)。 日本下水道史は総集編・ […]

藤野文庫:琵琶湖総合開発の証人

公開日2021年05月21日

秋山道雄(滋賀県立大学・名誉教授) 記念の年  来年(2022年)は、琵琶湖総合開発特別措置法が成立して50周年目に当たる。その後、25年にわたって実施された事業が終了して25周年目に当たる年でもある。琵琶湖総合開発事業 […]

大阪府高槻市・芥川の「こいのぼりフェスタ1000」

公開日2021年04月22日

立命館大学 仲上健一  4月になると、新年度で入学式・入社式と気分は一新する。桜も散り始めると、大阪府高槻市にある芥川(あくたがわ)では、恒例の「こいのぼりフェスタ1000」が4月下旬に行われ、高槻市民のみならず遠くから […]

祇王井川の水利と石部頭首工

公開日2021年04月15日

内外エンジニアリング株式会社 松 優男  近年、農業用水路・都市水路などの地域の水路網に流水を引き入れて、身近な水環境を再生しようとする取り組みが進展している。滋賀県の南東部に位置する野洲川沿岸地域では、非かんがい期(冬 […]

冬季研究会 「コロナ禍での海洋プラスチック汚染を考える」 —ポスト・コロナ社会での水環境保全への提言に向けて—

公開日2021年03月14日

高橋卓也(広報委員会)  3月13日(土)15時00分~17時00分、水資源・環境学会の冬季研究会がオンライン上で開催されました。テーマは「コロナ禍での海洋プラスチック汚染を考える」です。  原田 禎夫 会員(大阪商 […]

一乗谷川ふるさとの川整備事業

公開日2021年01月04日

立命館大学 吉岡 泰亮  2021年最初の投稿となります今回は、福井県福井市を流れる「一乗谷川」の整備事業をご紹介します。 福井県福井市のJR福井駅から東南へ約10キロメートル離れた一乗谷(いちじょうだに)には、国の特別 […]

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