相模川から制水権を考える
飯岡宏之(SUW研究所代表) 水資源・環境学会 冬季研究会は『水の安全保障を考える−制水権という概念をめぐって−』というものであった。折からのロシアによる無法なウクライナへの侵略もあって、お二人の報告はタイムリーなもの […]
阪神大水害の地を訪ねて
梶原健嗣(愛国学園大学) 年末に神戸を訪ねた。目的は、執筆中の『都市化と水害の戦後史』(仮称)の1節、阪神大水害の調査である。阪神大水害というのは、1938(昭和13)年7月、神戸市を襲った水害で、兵庫県での死者・行方 […]
下水道の終末処理場をめぐる省庁間のバトル
平山奈央子(滋賀県立大学) おうち時間が長いコロナ禍、ゆっくりお茶を飲みながら『日本下水道史』なるものを読み進めています。そばで見ている夫は、マニアックな趣味だと思っているかもしれません(笑)。 日本下水道史は総集編・ […]
明治の彦根に水車が回る―「青天を衝け」と彦根製糸場―
高橋卓也(滋賀県立大学) 滋賀県彦根市に住んでおり、メタボ対策の散歩で近所の川の横を通ることがある。3~4mくらいの幅で、昔は水田の間を流れていたのだろうが今は住宅地の中だ。一度だけだが、カワセミが飛んでいるのを見た […]
藤野文庫:琵琶湖総合開発の証人
秋山道雄(滋賀県立大学・名誉教授) 記念の年 来年(2022年)は、琵琶湖総合開発特別措置法が成立して50周年目に当たる。その後、25年にわたって実施された事業が終了して25周年目に当たる年でもある。琵琶湖総合開発事業 […]
大阪府高槻市・芥川の「こいのぼりフェスタ1000」
立命館大学 仲上健一 4月になると、新年度で入学式・入社式と気分は一新する。桜も散り始めると、大阪府高槻市にある芥川(あくたがわ)では、恒例の「こいのぼりフェスタ1000」が4月下旬に行われ、高槻市民のみならず遠くから […]
祇王井川の水利と石部頭首工
内外エンジニアリング株式会社 松 優男 近年、農業用水路・都市水路などの地域の水路網に流水を引き入れて、身近な水環境を再生しようとする取り組みが進展している。滋賀県の南東部に位置する野洲川沿岸地域では、非かんがい期(冬 […]
冬季研究会 「コロナ禍での海洋プラスチック汚染を考える」 —ポスト・コロナ社会での水環境保全への提言に向けて—
高橋卓也(広報委員会) 3月13日(土)15時00分~17時00分、水資源・環境学会の冬季研究会がオンライン上で開催されました。テーマは「コロナ禍での海洋プラスチック汚染を考える」です。 原田 禎夫 会員(大阪商 […]
一乗谷川ふるさとの川整備事業
立命館大学 吉岡 泰亮 2021年最初の投稿となります今回は、福井県福井市を流れる「一乗谷川」の整備事業をご紹介します。 福井県福井市のJR福井駅から東南へ約10キロメートル離れた一乗谷(いちじょうだに)には、国の特別 […]
荒川放水路の物語
拓殖大学政経学部教授 奥田進一 小生ゼミナールでは、毎年春に、荒川右岸河川敷を下流に向かって約30キロ歩く「河川ウォーク」が恒例行事となっている。しかし、今年度は、コロナウィルス禍の影響で見送られ続けた。そして、202 […]