琵琶湖疏水と小関越え:私の健康散歩
西田 一雄(地域環境システム研究所) はじめに 京都から大津に引っ越して早5年が経ちました。住めば都とよく言いますが、実感しながら暮らしている毎日です。特に今年はコロナウイルス禍の影響で自粛生活が年明けからはじまっていま […]
河童と友達になりたい
伊藤達也(法政大学) 1.はじめに 最近、河童と友達になりつつある。もちろん、そう思っているのは私だけで、河童から「友達だよ」と言われたことはない。そもそも、会ったこともない。でも、日本全国いろいろなところに河童は棲んで […]
日本とロシアの二つの水都から水環境価値を考える
若井 郁次郎(モスクワ州国立大学 地理・生態学部 講師) 立地と歴史が類似した二つの水都 日本の大阪市(以下、大阪という。)と、ロシアのサンクトペテルブルク市(以下、サンクトペテルブルクという。)とを選んだのは、そっく […]
お水汲んできて~! そして、道すがらいろいろと思う
地域社会研究所 大橋 浩 夜11時、「お水汲んできて~!」と女房殿が叫ぶ。明日は初釜、我が家の氏神様の「不二の水」がどうしても欲しいと言います。藤森神社まで電車では行こうと思っても、帰りは電車がない時間になってしまいま […]
淀川のほとりで暮らして思う事
大阪学院大学国際学部 三輪信哉 ☆1☆ 私事で恐縮である。私は生まれてからこの方、琉球大学にいた20代から30代の10年を除き、淀川左岸沿いの大阪市の赤川という町に住んでいる。 祖父が大正時代に岐阜の山奥から出てきてこの […]
国際コモンズ学会に参加して
原田禎夫(大阪商業大学公共学部) 今年7月1日から5日にかけて、ペルーの首都、リマのペルー・カトリカ大学(PUCP: Pontificia Universidad Católica del Perú)を会場に、第17回国 […]
水資源需給の厳しいシンガポールで感じた「システム」
水資源・環境学会 理事 渡邉紹裕(熊本大学特任教授・京都大学名誉教授) シンガポールでは、平均年降水量は2,500mm程度もあって日本よりかなり多いが、人口1人当たりの水資源量にすると、リビアやヨルダンなどといった乾燥 […]
雨の日に行ないたいフィールドワーク
矢嶋 巌(神戸学院大学人文学部) 最近勤務先で行なわれたカリキュラム改編で、再び地理教職科目を担当することになった。現在学習指導要領の改訂が進められている。今後刊行される中学社会科地理的分野の教科書では、学校周辺で地域 […]
森は海の恋人!
立命館大学特別任用教授 小幡 範雄 森・川・海のつながり 海と森の関係をあらわす言葉の 1 つに、「森は海の恋人」というものがある。これは1989 年、宮城県北部の気仙沼市で漁業に携わる畠山重篤氏が提唱した「森は海の恋 […]
地下水をめぐる「株」のお話
大阪府立大学現代システム科学域 遠藤崇浩 学会および関連会議にほとんど参加できていない私ですが、せめてもの罪滅ぼしにこの一文を執筆致します。タイトルにあるようにここ数年、地下水の「株」をめぐる研究を行っています。何やら […]